投資の基本から知っていこう!

こんにちは!配当株投資しているかづきです(^^♪

今回は改めて投資をするにあたり必要な基本情報を知っていこうと思います。

株式とは?

株式とは、企業の所有権の一部を表す証券です。株式を購入すると、あなたはその企業の「株主」となり、会社の一部を所有することになります。

たとえば、トヨタ自動車の株を1株買うと、あなたはトヨタという巨大企業のほんの小さな部分(数千万分の1程度)のオーナーになります。

株主になると得られるメリット:

  • 企業が儲かれば配当金を受け取れる(利益の分配)
  • 株価が上がれば売却益(キャピタルゲイン)が得られる
  • 株主総会での議決権(ただし、個人投資家の影響力は一般に小さい)

株式投資のリスク:

  • 企業業績が悪化すると株価が下がる可能性がある
  • 最悪の場合、企業が倒産すると投資金額がゼロになることも
  • 市場全体の下落(相場暴落)の影響を受ける

債券とは?

債券は企業や政府が発行する「借用証書」のようなものです。債券を購入すると、あなたはその発行体にお金を貸したことになります。

例えば、日本国債を購入すると、あなたは日本政府にお金を貸し、その代わりに定期的な利子と満期時の元本返済を約束されます。

債券投資のメリット:

  • 定期的な利子収入が得られる(インカム収入、インカムゲイン)
  • 株式より一般的にリスクが低い(特に国債)
  • 満期があるため、いつ元本が戻ってくるか分かりやすい

債券投資のリスク:

  • 金利上昇時に債券価格が下落する(金利変動リスク)
  • インフレによる実質的な価値低下(インフレリスク)
  • 発行体の財務状況悪化による債務不履行リスク(信用リスク)

投資信託とは?

投資信託は、多くの投資家からお金を集めて専門家(ファンドマネージャー)が運用する金融商品です。一人では難しい分散投資を少額から始められる点が魅力です。

例えば、10万円では10銘柄の株を各1万円ずつ分散して買うのは手数料的に非効率ですが、投資信託ならプロが何百もの銘柄に分散して運用してくれます。

投資信託のメリット:

  • 小額から分散投資できる
  • 専門家(ファンドマネージャー)による運用
  • 種類が豊富で投資目的に合わせた選択が可能
  • 定期的な積立投資がしやすい

投資信託のデメリット:

  • 信託報酬などの手数料がかかる
  • 商品の詳細は様々なので選ぶのが難しい
  • 中身(組み入れ銘柄)が見えづらい場合がある

投資信託には多くの種類があり、目的やリスク許容度に応じて選ぶことが重要です。

軽く見てみましょう!

投資対象資産による分類

  • 株式投資信託・・・株式を主な投資対象とする
  • 債券投資信託・・・債券を主な投資対象とする
  • 不動産投資信託(REIT)・・・不動産に投資する
  • バランス型・・・複数の資産に分散投資

地域による分類

  • 国内型・・・日本国内の資産に投資
  • 海外型・・・海外の資産に投資
  • グローバル型・・・国内外の資産に投資

運用方針による分類

  • インデックスファンド・・・市場指数に連動する運用を目指す
  • アクティブファンド・・・市場指数を上回る成果を目指す

募集方法による分類

  • 公募ファンド・・・一般投資家向けに広く募集
  • 私募ファンド・・・限られた投資家向けに募集

形態による分類

  • 契約型投資信託・・・販売会社、運用会社、受託会社が信託契約を結ぶ
  • 会社型投資信託・・・投資法人を設立して運用

リスクとリターンの関係

投資の世界では「ハイリスク・ハイリターン」「ローリスク・ローリターン」という原則があります。これは、高い利益(リターン)を求めるなら、それに見合った損失の可能性(リスク)も受け入れる必要があるという意味です。

例えば:

  • 普通預金(リスク最小)→ 金利0.001%程度(リターン最小)
  • 国債(低リスク)→ 金利0.1〜1%程度(低リターン)
  • 優良企業の株式(中リスク)→ 期待リターン年3〜7%程度
  • 新興国株式、ベンチャー企業(高リスク)→ 期待リターン年10%以上も可能

その時の景気などで左右しますがベースはこんな感じです。

自分の資金状況や心理的な許容度に合ったリスク・リターンバランスを選ぶことが大切です。急いで大きなリターンを求めるより、長期的に安定したリターンを目指す方が多くの人に向いています。

複利の力

複利とは「利子に利子がつく」仕組みで、長期投資の大きな味方です。時間をかけることで投資の成果が雪だるま式に大きくなります。

複利の例:
毎月1万円を年利5%で運用した場合

  • 10年後:約154万円(元本120万円 + 利益34万円)
  • 20年後:約412万円(元本240万円 + 利益172万円)
  • 30年後:約834万円(元本360万円 + 利益474万円)

注目すべきは、30年では元本の360万円に対して、利益が474万円と元本を上回ることです。これが「時間の力」「複利の魔法」と呼ばれる理由です。

ちなみに年利4%や5%は何の数字?と思ってましたが長期的な市場のデータからの平均値みたいです。高い時もあれば低い時もありということですね。

分散投資の重要性

「卵は一つのカゴに盛るな」ということわざがあります。投資もまさにこの通りで、資産を複数の異なる種類の投資対象に分散させることでリスクを抑えられます。

分散投資の種類:

  1. 銘柄の分散:一つの企業だけでなく複数の企業に投資
  2. 業種の分散:IT、金融、医薬品など様々な業種に分散
  3. 地域の分散:日本だけでなく海外の株式や債券にも投資
  4. 資産クラスの分散:株式、債券、不動産、金などに分散
  5. 時間の分散:一度に全額投資せず、定期的に分けて投資(ドルコスト平均法)

例えば、日本の自動車メーカー一社だけに投資すると、その企業の不祥事や業界全体の不振で大きな損失を被るリスクがあります。しかし、世界中の様々な業種の企業に分散投資していれば、一部が下がっても他の部分でカバーできる可能性が高まります。

初めての投資を始める前に

投資を始める前に、以下のステップを踏むことをお勧めします:

  1. 生活防衛資金の確保:3~6か月分の生活費や1年以内に必要になる大型出費などは普通預金などですぐに使える形で確保
  2. 借金の返済:金利の高い借金(特にクレジットカードやカードローン)がある場合は先に返済
  3. 投資の目的と期間を明確に:「老後資金のために20年かけて」など
  4. 自分の許容できるリスクを理解:「株価が半分になっても冷静でいられるか」など
  5. 少額から始める:まずは小さく始めて経験を積む

特に借金はリボ払いなどしている場合、返済を完了させることが賢明だと思います。手数料も高いのでこれで投資をしても、財務が悪化する可能性もありますしリターンがその借金の金利を超えることも非常に難しいからです。

逆に先に返済してしまったほうが毎月の投資に回せるお金も増え効率的になりますし、精神的にも余裕が生まれると思います。

まとめ

私もまだまだ未熟ですが、投資の世界は奥が深く、一朝一夕に習得できるものではないですね。しかし、基本的な概念を理解し、地道に学び続けることで、着実に資産形成のスキルを身につけることができると思います。

次回は「市場の基礎知識」として、証券取引所の仕組みや株価指数について詳しく解説します。

「投資は投機ではなく、企業の成長に参加する長期的な営み」であることを心に留めて、焦らず着実にステップアップしていきましょう。

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